ぴ〜ち ブラックホールへ・・・

2001年12月1日(土)


週一回のインターフェロンと前回見えた肺の影のチェックの為に今日も病院へ。
朝からゲロッパし、心配したけど、
4日ぶりの大きなうんちょすが出て、小さな喜び。

傷がとても綺麗にふさがってるので、予定通り抜糸できた。
もう少しカラーは付けてた方がいいけど、近々外せそう♪
良かったにぇ、ぴ〜ち(⌒-⌒)
でも、今日の検診の結果はあたしを深い深いブラックホールへと
落とす結果がでたのだった。

肺の影
前回より少し範囲が広く、薄いもやも少し白く濃ゆく写っていた。
転移だ。。。

腎臓の腫れ
人と同じく猫も左右に2つの腎臓がある。
左はほぼ正常な大きさだったが、右の腎臓が大きくなってた( ̄□ ̄;)
そのせいで、側にある胃などの臓器が圧迫され気味。
食べれない原因の一つかもしれない。
腎臓病を患うと初期には大きく腫れることがあり、
進行すると腎臓は小さくなるらしい。そして腎臓は全体の2/3の機能が
失われ初めて血液検査でもわかるようになる。今日の時点では、腎機能は特に問題なし。
大きくなった原因はハッキリとはわからないが
やはり腫瘍のせいかもしれない。

貧血
歯茎の色が白っぽかった。血液検査でも赤血球数が減少し、
白血球が増えていた。手術からは日数もたってるし、
傷からの出血もないので、これも腫瘍が原因と考えられる。
赤血球が減っても、新しい細胞が作られない「再生不良性貧血」のような状況だった。

どの症状をみても100%ガンのせいだとは断定出来ないにしても
恐らくガンの影響らしい。
食事量が少ないので点滴を打ってもらった。
この1週間で過去最大の300グラム痩せて、5.7キロになった。
猫の平均体重からすると、5.7キロはまだ重いけど、
ぴ〜ちの背中は骨がゴリゴリ当たる。
丸かったタヌキ顔も目の下がくぼんで輪郭もシャープになった。
ほんの2ヶ月前はでぶでぶで、痩せろ〜って言うてたのに。

時の砂時計

「時間」はその流れとともに傷が癒されたりして、優しいものであったりするけど、今のあたしとぴ〜ちには、この時間の流れは凄く残酷だ・・・


DEARぴ〜ち君

こちらは冬ですヨ。雪がふりつもってます。ぴ〜ちは「コレ」つかってあったか〜くしててね。siamの云う事ちゃんときいてね。世界一ぴ〜ちの事、大好きなんだから、siamは!
おりこうさんにしてるんだヨ。頑張れ!なちとブルータス、マリモちゃんみんなと仲良しでsiamにヨロシク

※ぶるぅたすは、推定年令14.5才の我家の爺さんインコです

今日は北海道の親友からぴ〜ちに宛てた手紙とプレゼントを貰った。
オレンジに花模様のフリースブランケット。
夜、ぴ〜ちが膝に乗ろうとしたので、早速敷いた。
ゴロゴロ言うぴ〜ちを撫でる。
ゴリゴリのぴ〜ちの骨を手のひらに感じ、
体の中で起こってる異変を恨んだ。
今夜は久しぶりに涙がとまらないや(i_i)

12月2日(日)

昨日、先生から電話があり、貧血の為に鉄分を補うシロップがあるから、
よければ使ってみてくださいと連絡があったので朝から貰いにいった。
昨夜、ぴ〜ちを撫でると凄く熱くて検温したら39.7度もあった。(平熱は38.5度位)
今朝になったら下がってたけど、先生に報告した。

『Pet Tinic』
黒くてドロッとしてる。
サプリメント的なものぢゃないので、健康な子にはあげる必要はないとのこと

食事がとれない時に、口に流し込む為の針のない注射器ももらった。
今日は小さなうんちをしてくれたけど、ゲロッパもあり、心配は尽きない。
楽しみである筈の食事を注射器で半ば強引に与えるなんてしたくないけど、
食べないとガンのくそったれに対抗する体力もなくなるもんなぁ。。。
奴の好き放題にさせてたまるかっ(`ヘ´) !!

夜になってご飯を食べさそうとコタツから出したら、やっぱり食欲なくて、
水を飲みに歩いたぴ〜ちを見て心臓が停まりかけた。
ふらふらでヨロヨロ・・・貧血の症状だ!

今朝はまだ大丈夫だったし、昨日の血液検査でもまだ大丈夫だったのに!
病院に電話したら、繋がらなくて、貧血の子を持った事のある友に電話するも
自宅も携帯も繋がらんし(T-T)

あ〜どうしよう!!

少し待てば、救急病院の受付が始まる時間だったので、
ぴ〜ちの様子をみながら待った。
呼吸は落着いてて、熱もなさそう。上体を起こしてコタツでごろんしてた。
体を撫でるとゴロゴロ言った。

時間になり、救急病院に電話してアドバイスをもらった。
年令や症状、赤血球や白血球の状況、今のぴ〜ちの様子を話した。
「脂腺ガン」と告げると先生はため息をつくように
「あ〜そう、可哀想に・・・お大事に」と言ってくれた。
貧血は、酸素を送る役目の赤血球が減り、低酸素状態になる為に
ふらつくので、安静にしてるのが一番ということだった。
そして、安静にしてる事位しかないという事だった。
朝まで頑張れ、ぴ〜ち!

鉄分のシロップは嫌がったけどなんとか舐めさせた。
でも、水もうまく飲めなくて、スポイトであげても
嫌がるし、指で口を湿らせた。

たったの一歩、歩くのも大変なぴ〜ち。
トイレと水を近くに置いて、コタツで一緒に横になった。
あたしの足をぴ〜ちが枕にしてた。
ぴ〜ちの呼吸を足に感じる。
うん、呼吸は穏やかだ・・・。
しばらくして、ぴ〜ちがコタツの端に移動したので
あたしの足も移動してぴ〜ちにくっつけた。
ぴ〜ちはまた足にもたれてきた。

いつの間にかウトウトしてしまい、何時だかわからないけど
フト目が覚めた。なんとぴ〜ちがあたしの枕元に座ってた!
立ち上がるのも大変なのに、ココまで来るのにさぞかし時間をかけ、
しんどかったろう。普通なら5.6歩で移動できる距離だけど。
いったいいつから?
寒いだろうと、コタツの布団をめくって、入りたいか聞いたら、
ぴ〜ちはコタツではなく、あたしのベッドを目指してよろよろと
歩きだした。ベッドの上ではなちが寝ていた。
20cm程のマットレスをジャンプした。
最期の力を振り絞るようなジャンプだった。
そして、なちに寄り添って座った。

その直後、ぴ〜ちが吐いた。

ぴ〜ちを温かいコタツに寝かせ、体を撫でていた。
見た目はそれほど、しんどそうには見えないけど、
ぴ〜ちの体は限界にきてるのかもしれない

ミカンを頭に

まさか、嫌いな柑橘系のミカン乗せたから具合が悪くなったとか?


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